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27歳、生存率50%の余命宣告。友達、家族、仕事、好きなひと… 人生、あきらめるには、早すぎる!! ガンを克服した脚本家の実体験を完全映画化。
13日(現地時間12日18時〜)、9月30日の全米公開を目前に控え、トロント映画祭にて「50/50 フィフティ・フィフティ」のプレミア上映が行われ、上映後の舞台挨拶にジョセフ・ゴードン=レヴィット、セス・ローゲン、アナ・ケンドリック、ブライス・ダラス・ハワード、ジョナサン・レヴィン監督、脚本家ウィル・レイサーが登壇。会場からの質問に答えた。
■ジョナサン・レヴィン監督
(会場いっぱいのスタンディングオベーションを受けて登場して)
こんな素晴らしい経験は生まれて初めてだ。本当にありがとう。面白くて嘘のない脚本を最大限に活かして、ウィルの脚本の精神を守りながらも、決してそれに縛られることなく、みんなでアイデアを出し合って最高の映画を目指して製作したんだ。コメディだけの不自然さは極力排除して、現実味のあるものを目指した。みんなに気に入ってもらえたようでとても嬉しい。
■ウィル・レイサー(脚本家)
こんなに沢山の人に映画を見てもらえて、本当に感動しているよ。ありがとう。ジョンサン・レヴィン監督、セス・ローゲンを始めとして沢山の人に支えられて素晴らしい映画を作ることが出来たと思う。ジョナサンは彼のユニークな視点をこの映画に持ち込んでくれた。彼と仕事ができて幸運だったよ。この映画によって、人々がガンの体験を恐れることなく語れるようになってほしい。病気や、それがいかに不合理か笑っていいんじゃないかな。そして泣いてもいいと思う。
(以下、会場観客とのQ&Aから抜粋)
■ジョセフ・ゴードン・レヴィット(主人公アダム役)
Q: 今回の映画で一番苦労した点はなんですか?
A: 脚本家のウィルが撮影の最初から最後まで、本当に毎日現場にいたんだ。それって僕にとっては、すごく大きなことだった。彼は映画のモデルとなった人物であり、この物語を書いた脚本家でもある。「Easy」って言葉を使うのはあまり好きじゃないけど、彼のお陰で、その時どんな気持ちだったのか/状況だったのか、色々と話を聞くことが出来たしとても演じやすくなったよ。
■セス・ローゲン(アダムの親友、カイル役)
Q: この映画は、脚本家ウィルとあなたの実体験をベースにしていると聞きましたが?
A: そうなんだ。実際に僕とウィルの間で起こったままのシーンもある。アダムの傷口の手当てをしていて顔をゆがめるシーンなんてそうだ。映画の中で僕が演じたリアクションと全く同じで、手当をしながらほとんど吐きそうになったんだから(笑) 冗談は置いておいて、普段病気とか死とかなかなか真正面から考える機会はないけど、この作品のおかげで、いろいろ改めて思うことができてよかった。しかも楽しくね。
■アナ・ケンドリック(新米セラピスト、キャサリン役)
Q: 新米セラピスト役を演じてみてどうでしたか?
A: アダムは彼女にとって3人目の患者で、その上、彼のように若くして癌になるケースのセラピーは難しい。それなのに、患者のセラピーをしながら、なんだか全て分かったような気分になっていそうな感じもある(笑)。アダムという人と触れあうにつれ、彼女自身も成長を遂げるんだけど、シリアスなテーマなのに、実際に起こりそうなリアルな可笑しさも取り入れていてすごく心地いい作品に仕上がっていると思うわ。
■ブライス・ダラス・ハワード(アダムの恋人、レイチェル役)
Q: あなたの演じるレイチェルは嫌われ役でしたね?
A: ええ、本当に嫌われ者ね、それこそ(実際のシーンになぞらえて)家から追い出されそうになる位(場内笑)。けど、彼氏がガンと知って、それにどう対処していいか分からなくて、悩み苦しんで・・・っていうのはきっと誰しも理解出来る感情・行動だと思う。その中で、彼女は結果的に誤った選択をしてしまって、強く後悔する。まぁ、嫌われ役であることに変わりはないんだけど(笑)
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【作品概要】
いきなり余命わずか決定!?なんで僕が??
酒もたばこもやらない"普通"の青年アダムに突然告げられた病気は"ガン"だった。27歳という若さで、5年生存率50%のまさかの余命宣告。その日から、アダムの生活環境は一変。よそよそしい会社の同僚たち、看病の重圧に負けそうな恋人、同居を迫る世話焼きの母親…。病気のアダムに気遣って誰も今までどおりに接してくれない、ただ一人女好きの親友カイルをのぞいては。カイルと一緒に病気を"ネタ"にナンパしたり、新米セラピスト、キャサリンとの手探りセラピーを通して、"ガン"の日々を笑い飛ばそうとするアダム。しかし刻一刻と進行する病魔に、やがてアダムは平穏を装うことができなくなる・・・。
出演:
ジョセフ・ゴードン=レヴィット(「インセプション」「(500)日のサマー」)
セス・ローゲン(「グリーン・ホーネット」「40歳の童貞男」)
アナ・ケンドリック(「マイレージ、マイライフ」)
ブライス・ダラス・ハワード(「ヒア アフター」「ターミネーター4」)
アンジェリカ・ヒューストン (「ダージリン急行」)
監督:ジョナサン・レヴィン
脚本:ウィル・レイサー
2011年12月 TOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー