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ロサンゼルスにて現地時間5月4日(水)、日本のメディア向けにジョニー・デップの特別記者会見が行われた。世界のメディアが集まって取材をする中、一ヶ国のためだけに記者会見が行われるのは異例中の異例。会見には「世界で活躍する日本人」としてUSプレミアに招待されている中田英寿さんも参加した。
日本のファンを少しでも勇気づけるためにと、本作のスタッフ・キャストが作成した横断幕が掲げられた会見場に、髪をばっさりと切ったさわやかなジョニー・デップが登場。
「日本の皆さんとお会いできて、光栄です。皆さんのご家族やご友人のご無事をお祈りしています。日本は大変な時ですが、我々パイレーツスタッフも出来る限りのことをして、日本の復興にお役に立てればと思います。」と挨拶をし、「日本語で会見が出来なくてごめんね」と緊張感漂う会場を和ませた。
今回の新しいジャック・スパロウを演じるにあたり、工夫したところはという記者の質問に対し、
「新しいストーリーの中でジャックが新しい経験をし、今後どのようになっていくのかという所を一番考えたよ。フレッシュな印象を与えたいと思ったんだ」と答えた。
「ジャック・スパロウというキャラクターは、僕の子供と一緒に育ってきたようなものなんだ。僕の上の娘が3歳、下の息子が6ヶ月の時、第1作目を撮影したんだけど、今はもう12歳と9歳になったんだ。今回の新作の撮影中は、ハワイ、ロス、ロンドンと子供達がずっと一緒だったんだ。二人ともジャックが大好きだから、今後も続けていきたいと思っているよ」と次回作への意気込みを語った。
また、「映画に登場する“永遠の命”を手に入れられる“生命の泉”を、実際に飲むことが出来たらどうしますか?」という質問には、「千年も生きれば、さすがに飽きると思うよ。歳を重ねることで、経験を積んでユーモアのセンスが生まれたり、物事がわかってくるんだ。人生は限りがあるから素晴らしいんだよ」と答えた。
そしてMCの呼びかけで、世界的ヒットを続ける本作に相応しい「世界を舞台に活躍する日本人」として今週土曜日に行われるワールド・プレミアに招待されている中田英寿さんが登場。ジョニーと熱い握手を交わし、「僕はこの映画の大ファンです。ジョニーさんには一度お会いしてみたいと思っていたので、今日は本当に嬉しいです。」と挨拶。
そして、横断幕に、中田さんからの提案により、ジョニーから日本のファンへのメッセージ「心からの敬意をこめて、皆さんを応援しています」と、サインが直筆で入れられた。また、中田さんも、「さらなる発展をとげる その日まで!!」と書き込んだ。
そして最後にジョニーから、「横断幕は、私達としばらく旅をして、海を渡ってロンドンやロシアへ行きます。そして、世界規模で日本を支援したいと思います。日本の皆さんは強い文化と強い心を持った人々だと思うので、復興できると信じています」とエールが送られた。
この横断幕は今後、たくさんの人々のメッセージを乗せて、今月17日、ジャパン・プレミア会場に届けられる。
「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉」
5月20日(金)より全国ロードショー/3D同時公開