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今を知る、本物の韓国映画がここにある
【真!韓国映画祭】
開催期間:5月28日(土)〜6月17日(金)
会場:新宿K’s cinema
いつから、韓国はこんなにもエンターテインメント性を持つようになったのだろう。ペ・ヨンジュン、ウォンビン、イ・ビョンホンにはじまり、次から次へとスターが現れ、地理的にもメンタル面でも近いせいもあって、日本の芸能界と同じレベルでニュースが流れる。人気という点では、ドラマやK-popにおよばないが、映画もコンスタントに上映されている。たいがいはスター映画や問題作であるが、徐々にキム・ギドクなどの作家性の強い監督の作品も公開されている。
インディーズから始まった「牛の鈴音」(08年)が地道にヒット、ロングランになり、第10回フィルメックス最優秀作品賞、観客賞に輝いた「息もできない」(10年)はキネマ旬報のベスト・ワンを獲得し、低迷していた感のあった韓国映画がこのところ再び日本の映画ファンに衝撃を与えている。
一昨年から企画上映が始まった【真!韓国映画祭】は、韓国の家庭問題であったり、社会問題であったり、日本人も身近に感じられる、小粒であるがピリッと辛いキムチならぬ山椒の実のような韓国映画の上映会である。本年上映される6作品もまさにそんな作品群だ。
■上映作品
「ソウルのバングラデシュ人」
監督:シン・ドンイル
脚本:イ・チャンウォン、シン・ドンイル
出演:ペク・ジニ、マーブブ・アラム・ポロブ、イ・イルファ、パク・ヒョッククォン
2009年/韓国/107分/英題:Bandhobi
「小さな池 -1950年・ノグンリ虐殺事件-」
監督・脚本:イ・サンウ
出演:カン・キョンヒ、カン・シンイル、キム・カヨン、キム・ドクウン、ムン・ソリ、ソン・ガンホ
2010年/韓国/86分/英題:A Little Pond
「坡州 パジュ」
監督・脚本:パク・チャノク
出演:イ・ソンギュ、ソウ、シム・イヨン、キム・ポギョン
2009年/韓国/110分/英題:Paju
「キュレーター、ジョンフンさんの恋愛日記」
監督:ソン・ジヘ
脚本:ソン・ジヘ、イ・チャンウォン、シン・ドンイル
出演:キム・ヨンホ、ファン・イニョン、ユン・ジュヒ
2010年/韓国/90分/英題:The 8 Sentiments
「ただよう想い。」
監督:キム・ドンウォン
出演:イ・キョン、コ・ジュニ、シン・ドンミ
2009年/韓国/90分/英題:Drifting Away
「ささやきの夏」
監督・脚本:キム・ウンジュ
出演:イ・ヨンウン、ハ・ソクジン
2009年/韓国/96分/英題:Summer Whispers