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2011年04月13日 配信
原発から生まれる放射性廃棄物の危険について──フィンランドの場合──
4月2日より渋谷、アップリンクにて緊急上映された映画「100,000年後の安全」が拡大公開されることになった。
アップリンクでは、本来この作品を今秋に公開する予定だったが、福島原発事故が起き、原発に関する知識を得たい人が多いと思い、4月2日から渋谷アップリンクにて緊急公開した。しかし、座席数40という小さな劇場で連日朝1回だけの上映のため、連日満席、札止めとなっていた。
上映館は、4月16日(土)より、都内ではアップリンクのほか、ヒューマン・トラスト・シネマ有楽町、吉祥寺バウスシアター、横浜では横浜ニューテアトルが決定し、現在全国の映画館とも編成を交渉中で、順次公開予定。
本作品はフィンランドのオルキルオトに建設中の、原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場“オンカロ(隠された場所)”と呼ばれる施設に、世界で初めてカメラが潜入したドキュメンタリー作品。安全になるまで10万年を要するという高レベル放射性廃棄物を、果たして10万年間も安全に人類が管理できるのかという問題を、フィンランドの最終処分場の当事者たちに問うている。
監督・脚本:マイケル・マドセン/配給:アップリンク
(2009/デンマーク・フィンランド・スウェーデン・イタリア/英語/ビデオ/79分)
「100,000年後の安全」公式サイト