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27日、東京国際映画祭が開催させているTOHOシネマズ六本木ヒルズ・シアター5にて、映画「カウントダウンZERO」が特別上映された。今週は国連軍縮週間ということもあり、核兵器やテロといった緊迫した世界情勢に関心の高い観客が多く詰めかけた。セレモニーでは「カウントダウンZERO」のルーシー・ウォーカー監督、長崎市長・田上富久市長のビデオメッセージを上映、そして広島市長・秋葉忠利市長のコメントが発表された。
■ルーシー・ウォーカー監督 (ビデオメッセージ)
私はこの作品で、核兵器の脅威が目の前に迫っていることの証言を、多数集めることができました。核兵器が、ならず者国家で簡単に作られる可能性、テロリストの手に容易に渡ってしまう可能性、実験などのミスによって人命が失われる可能性、それらの氷山の一角を作品に盛り込みましたが、本当に恐ろしい事は、そのほとんどを私たちは知らず、日々意識していないということです。この作品は、悲惨な戦争を知らないような若い世代の方々にも、自分に関係のある危機的問題だということを、今こそ気づいてほしいという考えで作りました。この作品を観て、まずは目覚め、気づいて頂ければとても意味のあることだと信じています。
■広島市長・秋葉忠利市長 (コメントのみ)
核兵器は絶対に悪であり、人類と共存し得ません。大多数の世界市民の声が世界を動かすことで、2020年までには核兵器の廃絶が実現できるとは私たちは信じています。皆さん、この想いを共有し、ヒロシマと共に行動して下さい。
■長崎市長・田上富久市長 (ビデオメッセージ)
私たちは、被爆地から核兵器が人間に何をもたらすのかということをずっと伝え続けてきました。その中心にいたのは、いつも被爆者のみなさんでした。今、国連軍縮週間の期間中に、この映画が上映されることを長崎から大変有意義だというふうに思っています。核兵器の驚異から、人間が、人類が逃れるためには核兵器を無くすしかない事、そして、私たちがその声を上げて、手をつないで協力し合えば必ず核兵器の無い世界をつくれるということを、この映画をご覧になった皆さんが感じて頂き、そして、私たちの仲間になってくれることを心から願っています。
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ゼロになるのは<核>か、それとも<人類>か──
『不都合な真実』のスタッフが再び人類に警告する"今そこにある地球の危機"
世界中で作られている核兵器が、いかに粗末に管理され世界を危険にさらしているのか、いつ何者かの手に渡り恐ろしいテロ行為が起きてもおかしくない実態。今、世界に存在する約23,000の核兵器。各国の首脳と国際的な専門家、元CIA工作員など様々な視点による証言と重なりながら、背筋が凍る事実が目の前に示される衝撃のドキュメンタリー。
2011年<春> TOHOシネマズ 六本木ヒルズ他にて公開
<公式ホームページ>