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2010年09月24日 配信
9月19日(現地時間)に発表された、トロント映画祭最高賞(観客賞)を受賞した映画「キングス・スピーチ/The King's Speech(原題)」が来春日本公開されることが決まった。
現イギリス女王エリザベス2世の父ジョージ6世を主人公にした本作は、吃音症を抱えた内気なジョージ6世が、言語療法士の助けを借りて障がいを克服し、第2次世界大戦開戦にあたって国民を勇気づける見事なスピーチを披露して人心を得るまでを描く感動作。主演はコリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、監督はトム・フーパー。ヘレナ・ボナム=カーターが渾身的な妻を演じている。
トロント映画祭での上映以降、アカデミー賞において、作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞など、あらゆる部門でノミネートの可能性がある作品として注目されてきた本作。トロント映画祭観客賞は、観客が決める市民による賞で、昨年観客賞を受賞した映画「プレシャス」、その前年は「スラムドッグ$ミリオネア」など、本映画祭で観客賞を受賞すると、アカデミー賞に向けての大きな弾みとなっている。
<ストーリー>
吃音に悩み、自らを否定し続けてきた英国王ジョージ6世。
全国民を前に、王の尊厳と誇りをかけた演説が始まる―。
2度の大戦を乗り越え、国民に「善良王」と慕われるにいたったジョージ6世が乗り越えた障がい。彼を支えた妻エリザベスと、言語障がい専門医ライオン・ローグとの愛と深い絆が描かれる。
2011年春TOHOシネマズシャンテほか全国順次ロードショー
配給:ギャガ