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第67回ヴェネチア国際映画祭が9月11日(土)に閉幕し、ソフィア・コッポラ監督最新作「SOMEWHERE」(原題)がグランプリの金獅子賞を受賞した。
■審査委員長クエンティン・タランティーノのコメント:
審査員満場一致で(金獅子賞に)決定した。我々は最初の試写から「SOMEWHERE」に魅了されてしまった。審査員と他の作品の話をしていても、「SOMEWHERE」に立ち戻ってしまった。(金獅子賞を与えるにあたって)我々の求めていた芸術性を感じた。ソフィアにこの賞を渡せることを嬉しく思う、と賛辞を述べた。
■ソフィア・コッポラ監督の受賞コメント:
信じられない!!誇りに思います。受賞は、この作品がより多くの人へ届く助けになります。(父である映画監督フランシス・フォード・コッポラに対し、)私に映画作りを教えてくれたことを感謝しています。ありがとう。
また、「現代のロサンジェルスを舞台にした親密な作品」と自ら位置づける本作の受賞によって、「このような小規模なパーソナルな映画が増えると嬉しい」と述べた。
「SOMEWHERE」9月3日のワールドプレミア模様
その他主な受賞作品
○銀獅子賞(監督賞)
「Balada Triste de Trompeta」 レックス・ド・ラ・イグレシア監督
(スペイン、フランス)
○審査員特別賞
「Essentilal Killing」 イエジー・スコリモフスキー監督
(ポーランド、ノルウェイ、ハンガリー、アイルランド)
○最優秀男優賞
ヴィンセント・ギャロ 「Essentilal Killing」イエジー・スコリモフスキー監督
○最優秀女優賞
アリアンヌ・ラベット 「Attenberg」アティーナ・ラヘル・サンガーリ監督
(ギリシャ)
○マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人賞)
ミラ・クニス 「ブラック・スワン」(仮題)ダーレン・アロノフスキー監督
(アメリカ)
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