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昨年の東京国際映画祭にてコンペティション部門に日本映画として唯一正式出品され、またアントニオ猪木デビュー50周年の今年、映画初主演作品公開として大きな話題を集める「ACACIA -アカシア-」。そして、監督は6年ぶりの作品になる辻仁成監督が、父の愛とは何かを問いかける。
昨日、主題歌を歌う、持田香織のライブ演奏付きプレミア試写会が行われ、 アントニオ猪木、林凌雅、持田香織、辻仁成監督が舞台挨拶を行った。
<辻仁成>
ここ数年、親子の映画を撮ってみたいと思っていた時に猪木さんと知り合って、こんな父親がいたらいいなと思ったんです。猪木さんだったら胸に染み入る作品になると思いました。猪木さんの男泣きのシーンはこの映画の全てだったので、撮影の日は、猪木さんの泣きのタイミングを待って、スタッフはピリピリしていました。
持田さんの主題歌は、パリの家に遊びにきてくれた時に、まだ『アカシア』を映画の主題歌にしようと思っていたわけではなかったんですが、持田さんの声に『アカシア』はピッタリだと突然思って、その時に歌ってもらったんです。今日の歌を聞いて、やっぱりすごいですね。圧倒されました。歌って心を揺さぶられますね。
<アントニオ猪木>
男泣きのシーンはウソの涙は流せないので(笑)娘を亡くしたり、爺さんとの別れを思い浮かべたり、いろいろな場面を思い浮かべました。撮影を終えたのが一昨年なんですが、ちょうど今年の50周年にうまくぶつかったということで、非常に「ACACIA−アカシアー」の仲間は運がいいですね。本当にこの映画で、いろいろな人と出会えました。大きな声を出すと、運がつきますから、ここにいる人も運が良くなると思います。と、言うことで、あれをやらないと収まらないので(笑)
みなさんで、「1、2、3、ダー!」
<林凌雅>
もともと戦いが好きだったので、猪木さんにプロレスを教えてもらって、本当に猪木さんはかっこいいなと思いました。猪木さんは僕が「ケーキを食べたいと言ったら」ケーキ屋に連れてってくれたりして、とても優しくしてくれました。一生懸命頑張って良い作品になったので観てください。
<持田香織>
今日主題歌を歌うのは初めてなんですが、辻監督がかなり褒めてくれたので、少し緊張しました(笑) 私は辻さんのライブで『アカシア』を聞いたことがあって、とてもステキな曲だったので、主題歌のお話を頂いた時は、本当に嬉しかったです。なので、早くいろいろな場所で歌いたくて、今日このような場所で歌うことができて、感謝の気持ちでいっぱいです。
映画は母と観たんですが、2人で終わった後に泣いてしまって、辻さんが描いた家族の話は
温かくて、そして強い思いが伝わってきて、考えさせれられました。