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本年度のサンダンス映画祭で監督賞、撮影監督賞を受賞した「Sin Nombre」の邦題が「闇の列車、光の旅」に決定し、2010年初夏よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開される。
この「闇の列車、光の旅」が、低予算インディーズ映画を対象とした賞の中で最も大きいと言われているインディペンデント・スピリット賞3部門(作品賞、監督賞、撮影賞)にノミネートされた。
作品賞には他に「プレシャス!」(リー・ダニエルズ監督)「(500)日のサマー」「The Last Station」(マイケル・ホフマン監督)など、2010年度のアカデミー賞有力とささやかれている話題作がノミネート。監督賞にはコーエン兄弟をはじめ、リー・ダニエルズ、ジェームズ・グレイ、マイケル・ホフマンら映画祭常連の強豪がノミネートされている。
「闇の列車、光の旅」作品概要
ホンジュラス、メキシコからアメリカへ─
移民の少女とすべてを失った少年が命がけの危険な旅を乗り越え、未来をつかもうとする。
中南米の衝撃的な"今"をリアルに描いた、感動のロードムービー。
主人公は、ホンジュラス出身の少女サイラ。アメリカという約束の地をめざし、父と叔父と共に故郷を旅立った彼女は、多くの移民たちがひしめきあう列車の屋根の上で、カスペルという名のメキシコ人青年と運命の出会いを果たす。彼は、強盗目的で列車に乗り込んだギャングの一員。だが、サイラにとっては命の恩人となる。彼女に暴行を加えようとしたギャングのリーダーを殺したからだ。その結果、裏切り者として組織から追われることになったカスペルと、彼に信頼と淡い恋心を寄せ、行動を共にするサイラ。途中で列車を降りた2人は、トラックで国境を目指すのだが......。