![ストーリー](http://www.movienet.co.jp/images/movie_icon_story.gif)
不朽の名作「101匹わんちゃん」に登場するディズニー史上最も悪名高きヴィラン<悪役>―“クルエラ”。お洒落なファッションに目がない彼女はダルメシアンの毛皮でコートを作るため、幸せに暮らす夫婦2人の元に住む子犬を誘拐しようと企む。ド派手な毛皮の洋服と白黒の奇抜なヘアカラーをした彼女は、他人を寄せ付けない独特な雰囲気を醸し出し、目的を果たすためには残酷な手段でさえも躊躇わない。あまりの残忍さから、彼女は“クルエラ・ド・ビル”と<悪魔>を意味するもう一つの名で呼ばれ、希代の悪女として恐れられてきた。一方で、強い欲望を抱き、本能のままに生きる自由奔放なクルエラが放つ不思議な魅力の虜になる人も少なくない。
そんな邪悪なヴィランのクルエラにも少女時代があった。ファッション・デザイナーを夢見てパンク・ムーブメント吹き荒れる1970年代のロンドンに降り立った少女エステラは、1日でも早くデザイナーになるため、身を削りながら働き続ける。このままデザイナーへの道を歩んでいくと思われたが、伝説的なカリスマ・デザイナーのバロネスとの出会いによって、彼女の運命が大きく変わり、次第にエステラは狂気に満ち溢れた“クルエラ”の姿へと染まっていく。なぜ少女は悪名高きヴィランに変貌したのか―。