川沿いを血まみれで歩く女子大生が逮捕された。殺されたのは彼女の父親。「動機はそちらで見つけてください」容疑者・聖山環菜の挑発的な言葉が世間を騒がせていた。
事件を取材する公認心理師・真壁由紀は、夫・真壁我聞の弟で弁護士の庵野迦葉とともに彼女の本当の動機を探るため、面会を重ねるー。二転三転する供述に翻弄され、真実が歪められる中で、由紀は環菜にどこか過去の自分と似た「何か」を感じ始めていた。そして自分の過去を知る迦葉の存在と、環菜の過去に触れたことをきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの「ある記憶」と向き合うことになるのだが…。
新着映画情報
北川景子 |
監督:堤幸彦 |
2021 / 日本 / 119分 |
触れてはいけない、閉じ込めた愛の記憶。
第159回直木賞を受賞した島本理生のサスペンス小説『ファーストラヴ』の映画化。女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る、主人公の公認心理師・真壁由紀(まかべ ゆき)を北川景子が演じる。由紀の義理の弟で敏腕弁護士・庵野迦葉(あんの かしょう)に中村倫也、そして由紀の夫であり、迦葉の兄・真壁我聞(まかべ がもん)に窪塚洋介。監督には「十二人の死にたい子どもたち」(19)をはじめ、数々のスタイリッシュなサスペンス作品でファンを生み出してきた堤幸彦監督。
Ⓒ2021『ファーストラヴ』製作委員会