少年院で出会った神父の影響で熱心なキリスト教徒となった20歳の青年ダニエルは、前科者は聖職者になれないと知りながらも、神父になることを夢見ている。仮釈放が決まり、ダニエルは少年院から遠く離れた田舎の製材所に就職することになった。製材所への道中、偶然立ち寄った教会で出会った少女マルタに「司祭だ」と冗談を言うが、新任の司祭と勘違いされそのまま司祭の代わりを任された。司祭らしからぬ言動や行動をするダニエルに村人たちは戸惑うが、若者たちとも交流し親しみやすい司祭として人々の信頼を得ていく。一年前、この村で7人もの命を奪った凄惨な事故があったことを知ったダニエルは、この事故が村人たちに与えた深い傷を知る。残された家族を癒してあげたいと模索するダニエルの元に、同じ少年院にいた男が現れ事態は思わぬ方向へと転がりだす…。
新着映画情報
『聖なる犯罪者』
原題:Boże Ciało / Corpus Christi
配 給 : | ハーク |
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公開日: | 2021年01月15日 |
映画館: | ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開 |
バルトシュ・ビィエレニア |
監督:ヤン・コマサ |
2019 / ポーランド・フランス / ポーランド語 / シネマスコープ / 5.1ch / 115分 / 字幕翻訳:小山美穂 / 字幕監修:水谷江里 / R18+ |
目の前にある事実を信じるな―
元犯罪者が司祭になりすました実在の事件を基に、聖と悪の境目とは一体何なのかを観る者に鋭く問いかける問題作。少年院出身のダニエルと司祭トマシュという真逆の人物像を演じきったのは、弱冠28歳のバルトシュ・ビィエレニア。本作では第55回シカゴ国際映画祭、第30回ストックホルム映画祭にて主演男優賞を受賞し、第70回ベルリン国際映画祭では若手俳優に与えられる2020ヨーロピアン・シューティングスターにも選出された。監督はNetflixにて配信中の最新作「ヘイター」(20)も話題のヤン・コマサ。
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