一級建築士の石川一登とフリー校正者の妻・貴代美は、一登がデザインを手掛けた邸宅で、高一の息子・規士(ただし)と中三の娘・雅と共に幸せに暮らしていた。規士は怪我でサッカー部を辞めて以来遊び仲間が増え、無断外泊が多くなっていた。高校受験を控えた雅は一流校合格を目指し、毎日塾通いに励んでいた。冬休みのある晩、規士は家を出たきり帰らず、連絡すら途絶えてしまう。翌日、一登と貴代美が警察に通報すべきか心配していると、同級生が殺害されたというニュースが流れる。警察の調べによると、規士が事件へ関与している可能性が高いという。さらには、もう一人殺されているという噂が広がる。父、母、妹――それぞれの<望み>が交錯する。
新着映画情報
堤真一 |
監督:堤幸彦 |
2020/日本/108分 |
愛する息子は、殺人犯か、被害者か。それとも――
「検察側の罪人」の雫井脩介が執筆時、最も悩み苦しみ抜いたという、ベストセラー・サスペンスを堤幸彦監督が映像化。主演を務めるのは、日本を代表する名優・堤真一。家族のメンバーに石田ゆり子、岡田健史、清原果耶が集結。
© 2020「望み」製作委員会