「オズの魔法使」のドロシー役で17歳にして一躍スターダムを駆け上がったジュディ・ガーランド。
それから月日が経ち──
1968年、度重なる遅刻や無断欠勤のせいで映画出演のオファーも途絶え、今では巡業ショーで生計を立てているジュディに、ロンドンでのショーのオファーがくる。住む家もなく借金を抱える彼女は、まだ幼い娘と息子を止むなく元夫に預け、単身ロンドンに旅立つ。英国での人気は今も健在だったが、いざ初日を迎えると、プレッシャーから「歌えない」と逃げ出そうとするジュディ。だが、一歩ステージに上がると、一流のエンターテイナーの姿を見せ、ショーは大盛況。新しい恋とも巡り合い、明るい未来に心躍るジュディ。だが、子供たちの心が離れていく恐れと、全存在を歌に込める疲労から追い詰められ、ついには舞台でも失態を犯してしまう──。
新着映画情報
レネー・ゼルウィガー |
監督:ルパート・グールド |
2019/イギリス/シネマスコープ/5.1ch/118分/字幕翻訳:稲田嵯裕里 |
スポットライトの中、愛を求めて──
ハリウッド黄金期を象徴する映画「オズの魔法使」(39)で17歳にして一躍スターダムを駆け上がり、その波瀾万丈の人生と圧倒的なステージパフォーマンスで伝説のミュージカル女優として知られるジュディ・ガーランド。彼女が47歳で急逝する半年前のロンドン公演の日々を鮮烈に描いた映画。厳しいレッスンの末、全曲を自ら歌い上げて、ジュディ役に挑んだのは「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズのレネー・ゼルウィガー。舞台演出家で映画監督のルパート・グールドがメガホンをとった。
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