フィンランド北部、何もない田舎の村。退屈な日々を送る25 歳のトゥロは、“終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタル”というジャンルを標榜する、 4 人組ヘヴィ・メタルバンドのボーカルだ。バンドは結成から 12 年間、一度もステージに立つことなく、一曲もオリジナル楽曲を作ったこともなく、単なるコピーバンドだ。だがある日、遂に自分たちの曲を作るという強い意志のもと、メンバーの試行錯誤の末にとてつもなくキラーな名曲が誕生した。また同時にひょんなことからノルウェーの巨大メタルフェスの主催者がメンバーの家を 訪れ、バンドに千載一遇のチャンスが舞い降りる。バンド名は“インペイルド・レクタム”( Impaled Rektum *直訳すると直腸陥没)に決定、ハイウェイの自動速度取締機を使って初のアーティスト写真も撮った。だが、いざ地元のライブハウスで初の前座を務めたとき、緊張したトゥロが大嘔吐するという前代未聞の惨劇に終わった。ノルウェーのフェス参戦も水の泡と化し、バンドは敢え無く解散した。さらに愛すべきドラマーのユンキがハイウェイを爆走中にトナカイを避けて事故で死んだ。トゥロは亡き友人を想い涙し、自身の不甲斐なさを恨ん だ。ユンキのため、仲間のため、そして自身のため、トゥロはバンドを再結成し、ノルウェーに乗り込む決意を固める。残された 3 人は盗んだバンに墓地から掘り起こしたユンキの棺桶を乗せ、精神科病院からドラマーを誘拐したのちノルウェーへと逃亡。フィンランド警察から追われ険しいフィヨルドを駆けながら夢のフェスを目指すー。
新着映画情報
『へヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』
原題:Hevi reissu / Heavy Trip
配 給 : | SPACE SHOWER FILMS |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2019年12月27日 |
映画館: | シネマート新宿&心斎橋ほかロードショー |
ヨハンネス・ホロパイネン |
監督:ユーソ・ラーティオ |
2018 /フィンランド・ノルウェー/フィンランド語・ノルウェー語・英語/92 分/シネマスコープ/5.1ch/92分/R15+ |
“終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタル”バンド=インペイルド・レクタムは、フィヨルドの果をめざして驀進する!
世界最大のメタル大国フィンランド発のコメディ映画。メタル満載、盗難事件あり、バイキング船の 堂々たる巡航あり、果てはフィンランドとノルウェーの武力紛争にロマンスもあり!で描く、まさに破天荒な鋼鉄のロードムービー。監督のユーソ・ラーティオ、ユッカ・ヴィドゥグレンは本作品で長編デビュー。 SXSW2018 で上映され高評価のレヴューを獲得後、数多くの映画祭に出品されている話題作。音楽を担当しているのはフィンランドを代表するヘヴィ・メタルバンド、ストラトヴァリウスでも 活躍するラウリ・ポラー。
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