1977年、南カリフォルニア。パイロットのジムは、麻薬密売の現場をFBIに押さえられ、罪を問われない代わりにFBIの情報提供者となる。彼は引っ越した家の隣に住むのがゼネラルモーターズでポンテアック・GTOの開発に携わったジョン・デロリアンだと知り驚く。美しい妻子とともに素晴らしい家に住み、夢のために自らの会社を立ち上げ、革新的な車“デロリアン”を開発しているジョンの完璧な人生に憧れるジム。しかしジョンの会社は新車開発で様々なトラブルが発生し、資金繰りに窮していることを知ったジムは、友人となったジョンをFBIに麻薬密売の罪で売り渡す計画を立てるのだった・・・。
新着映画情報
リー・ペイス |
監督:ニック・ハム |
2018/アメリカ/シネマスコープ/5.1ch/113分/字幕翻訳:種市譲二 |
この男、詐欺師か 天才か――
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」三部作で使われ、爆発的に有名になった車“デロリアン(DMC-12)”。その車を作ったジョン・デロリアンは、天才的自動車エンジニアでありながら、詐欺や横領、脱税を行い、ハリウッドセレブをはじめ、ビジネスパートナーや発明家、驚いたことに、イギリス、アメリカ、そしてスイスの政府からお金を巻き上げるほど破天荒な人生を歩んだ。本作では、会社倒産の危機を救うためコロンビアの犯罪組織との麻薬取引にまで手を出した、ジョン・デロリアンの人生の中で最も激動だった時期にフィーチャーし、“デロリアン”開発の裏側にある、知られざる真実を描いた初めての伝記的映画。ジョン・デロリアンを演じるのは「ホビット」シリーズのエルフの王スランドゥイル役で知られるリー・ペイス。監督は「穴」(01)のニック・ハム。
© Driven Film Productions 2018