18世紀初頭、宿敵ルイ14世のフランスと戦争状態にあるイングランド。揺れる国家と虚弱で気まぐれな女王のアンを、彼女の幼馴染で女官長を務めるレディ・サラが操っていた。そんな中、上流階級から没落したサラの従妹アビゲイルが召使いとして働くことになる。サラに気に入られ、侍女に昇格したアビゲイルだったが、彼女の中に生き残りをかけた野望が芽生え始める。夫が総指揮を執る戦争の継続をめぐる争いにサラが没頭しているうちに、アビゲイルは少しずつ女王の心をつかんでいくのだが―。
新着映画情報
エマ・ストーン |
監督:ヨルゴス・ランティモス |
2018/アイルランド・イギリス・アメリカ/アメリカンビスタ/120分/PG12 |
ごめんあそばせ、宮廷では良心は不用品よ。
「ロブスター」(15)「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」(17)のギリシャの鬼才、ヨルゴス・ランティモス監督が、18世紀のイングランド宮廷を舞台に、孤独な女王と、その寵愛を取り合う二人の女の禁断の物語を描く。アン女王を演じるのは英国の名女優オリヴィア・コールマン。女王の幼馴染レディ・サラには、「ナイロビの蜂」(05)でアカデミー賞®助演女優賞受賞のレイチェル・ワイズ。そして侍女アビゲイルには、「ラ・ラ・ランド」(16)でアカデミー賞®主演女優賞を受賞したエマ・ストーン。第75回ベネチア国際映画祭にて銀獅子賞(審査員大賞)と女優賞(オリヴィア・コールマン)を受賞。
©2018 Twentieth Century Fox