ヒトラー、ヒムラーに次ぐ、“ナチス第三の男”ラインハルト・ハイドリヒ。その冷徹極まりない手腕から、ナチス党内でもとりわけ忌まわしい人物として“金髪の野獣”と渾名され、ヒトラーさえもが恐れた男。ハイドリヒはナチス政権の高官として華々しい出世を遂げるが、第二次世界大戦に至るまでの年月とその戦時下において、ヨーロッパの人々に残忍で容赦ない恐怖をもたらした。貴族階級の妻リナによってナチスのイデオロギーを吹き込まれたハイドリヒは、<ユダヤ人大量虐殺>の首謀者として、誰も止めることのできない絶大な権力を手にしていく。だが、英国政府から訓練を受け、チェコスロバキア亡命政府によって送り込まれたチェコのレジスタンスグループが、この抑止不能な男を止めようとしていた。大胆にもパラシュートで潜入したヤン・クビシュとヨゼフ・ガブチーク率いる暗殺部隊が、綿密な計画の過程を経て、プラハの街を移動するハイドリヒの一行を襲撃。計画は危うくも成功するが、ハイドリヒ暗殺に激怒したナチスは容赦のない報復に乗り出した――。
新着映画情報
『ナチス第三の男』
原題:The Man with the Iron Heart
配 給 : | アスミック・エース |
---|---|
公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2019年01月25日 |
映画館: | TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開 |
ジェイソン・クラーク |
監督:セドリック・ヒメネス |
2017/フランス・イギリス・ベルギー/英語/シネマスコープ/5.1ch/120分/字幕翻訳:松岡葉子/R15+ |
なぜヒトラーでも、ヒムラーでもなく、彼だったのか?
ナチスでも最も危険な男、ラインハルト・ハイドリヒ。彼はなぜ恐ろしい人物へと変貌し、38歳の若さで暗殺されたのか?史上唯一成功した、ナチス高官の暗殺計画。誰も知らない真実の物語。原作は、NYタイムズ紙の“注目すべき本”に選出された、ローラン・ビネの大ベストセラー『HHhH プラハ、1942年』。フランスの新鋭セドリック・ヒメネス監督が映画化権を獲得し、これまで描かれることのなかった怪物・ハイドリヒの人間性に真正面から迫り、特筆すべき歴史的瞬間を忠実に再現した。
ハイドリヒを演じるのは「ターミネーター:新起動/ジェニシス」(15)のジェイソン・クラーク。その妻リナに、「ゴーン・ガール」(14)のロザムンド・パイク。さらに、若き暗殺実行犯に「不屈の男 アンブロークン」(16)のジャック・オコンネルと「シング・ストリート 未来へのうた」(16)のジャック・レイナー。レジスタンスの恋人役で「アリス・イン・ワンダーランド」シリーズ(10、16)のミア・ワシコウスカらが脇を固め、各々の眼差しが世界を震撼させた激動の時代を浮き彫りにする。
©LEGENDE FILMS - RED CROWN PRODUCTIO NS ‒ MARS FILMS ‒ FRANCE 2 CINEMA ‒ CARMEL ‒ C2M PRODUCTIONS ‒ HHHH LIMITED ‒ NEXUS FACTORY ‒ BNP PARIBAS FORTIS FILM FINANCE.