二人の子を持つ播磨薫子とIT機器メーカーを経営する夫・和昌。娘の小学校受験が終わったら、離婚すると約束した夫婦のもとに、突然の悲報が届く。娘の瑞穂がプールで溺れ、意識不明になったというのだ。回復の見込みがないわが子を生かし続けるか、死を受け入れるか。究極の選択を迫られた夫婦は、和昌の会社の最先端技術を駆使して回復を試みようとする。治療の結果、娘はただ眠っているかのように美しい姿を取り戻していくが、その姿は薫子の狂気を呼び覚まし、次第に薫子の行動はエスカレートしていく。それは果たして愛なのか、それともただの欲望なのか。過酷な運命を背負うことになった彼らの先には、衝撃の結末が待ち受けていた――。
新着映画情報
篠原涼子 |
監督:堤幸彦 |
2018/日本/120分 |
娘を殺したのは、私でしょうか。
離婚寸前の仮面夫婦の元に、ある日突然、届いた知らせ。「娘がプールで溺れた―」。愛するわが子は意識不明のまま、回復の見込みはないという。深く眠り続ける娘を前に、奇跡を信じる夫婦は、ある決断を下すが、そのことが次第に運命の歯車を狂わせていく―。
東野圭吾作家デビュー30周年を記念して書かれ、累計発行部数100万部を突破したベストセラー小説を映画化。すべてを投げ打ってわが子を守り抜こうとする母親、播磨薫子役に挑むのは篠原涼子。世界でも前例のない技術で娘を回復させようとする父親、播磨和昌役に西島秀俊。そして、次第に技術の力に盲目的になる研究員に坂口健太郎。その恋人役に川栄李奈。メガホンを取るのは、「トリック」シリーズや「SPEC」シリーズなど、時代の空気を掴むエンターテイメント作を放つ一方、「明日の記憶」や「天空の蜂」など現代社会の問題に一石を投じる骨太な人間ドラマも手掛ける日本映画界の鬼才・堤幸彦。
©2018「人魚の眠る家」 製作委員会