元軍人のジョーは、人身売買などの裏社会の闇に堕ちて行方不明になった少女たちの捜索と奪還を請け負うスペシャリスト。年老いた母親と静かな生活を送る一方、長年のトラウマに苛まれる彼の心中にはつねに不安が渦巻いている。かつて海兵隊員として派遣された砂漠の戦場、FBI潜入捜査官時代に目の当たりにした凄惨な犯罪現場の残像が、未だ頭にこびりついて離れない。そのうえジョーを執拗に苦しめるのは、父親の理不尽な虐待にさらされた少年時代のトラウマだった。
そんなジョーのもとに新たに舞い込んできた依頼は、いつもと何かが違っていた。依頼主は州上院議員のアルバート・ヴォット。愛用のハンマーを使い、ある組織に囚われた議員の娘ニーナを救い出すが、彼女はあらゆる感情が欠落しているかのように無反応なままだ。深夜3時、場末のホテルへニーナを連れて行ったジョーは、テレビのニュースで衝撃的な事実を知らされる。このホテルで落ち合う予定だったヴォット議員が、高層ビルから飛び降り自殺したというのだ。一体何が起きているのか・・・?
新着映画情報
『ビューティフル・デイ』
原題:You Were Never Really Here
配 給 : | クロックワークス |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2018年06月01日 |
映画館: | 新宿バルト9 ほか全国ロードショー |
ホアキン・フェニックス |
監督:リン・ラムジー |
2017 /イギリス/シネマスコープ/5.1ch/90 分/字幕翻訳:金関いな/PG12 |
復讐を、手にしたふたり
第70回カンヌ国際映画祭で脚本賞、男優賞の2冠に輝いたクライム・スリラー。元軍人で冷徹な人捜しのプロという主人公ジョーに扮するのは、「ザ・マスター」(12)のホアキン・フェニックス。ジョナサン・エイムズの同名小説を「少年は残酷な弓を射る」(11)のリン・ラムジー監督が映画化。
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