カナダ東部の小さな町で叔母と暮らすモードは、絵を描くことと自由を愛していた。ある日、町の商店で買い物中のモードは、家政婦募集の広告を貼り出した男に興味を持つ。男は町はずれで暮らし、魚の行商を営むエベレット。モードは束縛の厳しい叔母から逃げるため、住み込みの家政婦になろうと決意。彼が1人で暮らす小屋のドアをノックした。
子供の頃から重いリウマチを患い、一族から厄介者扱いされてきたモード。孤児院で育ち、学もなく、生きるのに精一杯だったエベレット。そんなはみ出し者同士の同居生活はトラブル続きだった。しかし、モードがこしらえた熱々のチキンシチューを口にして、エベレットは孤独だった心が温まるのを感じる。やがて2人は互いを認めあい、結婚することに。
そんな時、顧客のサンドラがエベレットに会いに訪れる。ニューヨークから避暑に来ている彼女は、モードが壁に描いたニワトリの絵を見て一目で才能を見抜き、絵の制作を依頼する。サンドラの期待に応えようと、モードは夢中で筆を動かし始めた。壁に、板に、請求書の裏に。そんな彼女を不器用に応援するエベレット。やがてモードの絵は評判を呼び、アメリカのニクソン大統領からも依頼が舞い込むまでに……。
新着映画情報
『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』
原題:Maudie
配 給 : | 松竹 |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2018年03月03日 |
映画館: | 新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、東劇ほか全国ロードショー |
サリー・ホーキンス |
監督:アシュリング・ウォルシュ |
2016/カナダ・アイルランド/英語/シネマスコープ/116分/字幕翻訳:牧野琴子 |
人生は、美しい色であふれている。
小さな港町で、カナダの美しい四季と動物を色鮮やかに描き続けた画家のモード・ルイスと、不器用ながらもモードを献身的にサポートした夫のエベレット。孤独だった2人が運命的な出会いを経て、夫婦の絆と慎ましくも確かな幸せを手に入れた感動の実話が映画化。モードを演じるのは、「シェイプ・オブ・ウォーター」(17)のサリー・ホーキンス。夫のエベレットには、「6才のボクが、大人になるまで。」(14)のイーサン・ホーク。
©2016 Small Shack Productions Inc./ Painted House Films Inc./Parallel Films (Maudie) Ltd.