都会のど真ん中で次々と起きる変死事件。現場では、必ず黒スーツの男が目撃される。男の名は宇相吹正、彼こそがSNSで噂の男だ。ある電話ボックスに、殺してほしい理由と連絡先を残すと、“願い”を叶えてくれる男だ。ただし、依頼人の殺意が純粋でないと、恐ろしい事態を招くという。さらに、ターゲットは確実に死に至るのだが、その死因は病死や自殺に事故――そう、宇相吹の犯行は、<見つめるだけで相手を死に追いやる>ため、罪には問われない<不能犯>だった。警察はようやく宇相吹の身柄を押さえ、任意で取り調べを始めるが、ベテランの刑事でさえも手玉に取られる。そんな中、多田友子刑事だけが唯一、宇相吹のマインドコントロールが効かないことが判明する。果たして、多田刑事は宇相吹を止められるのか?そして、宇相吹の真の目的とは―?
新着映画情報
松坂桃李 |
監督:白石晃士 |
2017/日本/106分/PG12 |
愚かだね、人間は――
本作は、『ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-』などでも知られる神崎裕也が作画、原作を宮月新が担当し、グランドジャンプで連載中の同名漫画が原作。見つめるだけで相手を死に追いやる主人公・宇相吹(うそぶき)正(ただし)役を松坂桃李、宇相吹が唯一殺すことのできない、正義感溢れる女刑事・多田友子役を沢尻エリカが演じている。監督は「貞子VS伽椰子」の白石晃士。
©宮月新・神崎裕也/集英社 2018「不能犯」製作委員会