1880年パリ。彫刻家オーギュスト・ロダンは40歳にしてようやく国から注文を受ける。そのとき制作したのが、後に《接吻》や《考える人》と並び彼の代表作となる《地獄の門》である。その頃、内妻ローズと暮らしていたオーギュストは、弟子入りを願う若いカミーユ・クローデルと出会う。才能溢れるカミーユに魅せられた彼は、すぐに彼女を自分の助手とし、そして愛人とした。その後10年にわたって、二人は情熱的に愛し合い、お互いを尊敬しつつも複雑な関係が続く。二人の関係が破局を迎えると、ロダンは創作活動にのめり込んでいく。感覚的欲望を呼び起こす彼の作品には賛否両論が巻き起こり…。
新着映画情報
『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』
原題:Rodin
配 給 : | 松竹=コムストック・グループ |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2017年11月11日 |
映画館: | 新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー |
ヴァンサン・ランドン |
監督:ジャック・ドワイヨン |
2017/フランス/シネマスコープ/120分 |
創った。愛した。それが人生だった。
2017年11月に没後100年を迎える、近代彫刻の巨匠オーギュスト・ロダン(1840〜1917)。本作はロダン没後100年を記念し、パリ・ロダン美術館全面協力のもと、「ポネット」(96)のジャック・ドワイヨン監督が、ロダンの愛と苦悩に満ちた半生を忠実に描いた力作。ロダンを演じるのは、「ティエリー・トグルドーの憂鬱」(15)でカンヌ国際映画祭、セザール賞の主演男優賞をW受賞した演技派ヴァンサン・ランドン。また“ジャニス・ジョプリンの再来”と呼ばれる歌手で女優のイジア・イジュランがカミーユ・クローデルを好演している。
© Les Films du Lendemain / Shanna Besson