1943年、ナチスドイツの脅威はヨーロッパに広がり、フランスもその支配下にあった。勝ち気さを内に秘めた12歳のユダヤ人の少女ファニーは幼い2人の妹と共に、協力者たちが秘かに運営する児童施設に匿われていた。ファニーの楽しみは検閲の目をくぐって届く母からの手紙と、夜中にベッドの中で父からもらったカメラのファインダーを覗いて楽しかった日々を思い出すことだ。ある日、心無い密告者の通報により、子供たちは別の協力者の施設に移らなくてはならなくなる。やっと落ち着いたと思ったのも束の間、その施設にもナチスの手が・・・。ファニー達は列車を使って移動するが、ドイツ兵による厳しい取り締まりのせいで引率者とはぐれてしまう。見知らぬ駅で取り残される9人の子供たち。いつの間にかリーダー役となったファニーは、バラバラになりかける子供たちの心を一つにし、いくつもの窮地を勇気と知恵で乗り越え、ひたすらスイスの国境を目指す。しかし追っ手は彼らのすぐそばまで迫っていた──。
新着映画情報
『少女ファニーと運命の旅』
原題:Le voyage de Fanny / Fanny's Journey
配 給 : | 東北新社 STAR CHANNEL MOVIES |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2017年08月11日 |
映画館: | TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー |
レオニー・スーショー |
監督:ローラ・ドワイヨン |
2016/フランス・ベルギー/シネマスコープ/99分 |
あきらめない。だってこれは、みんなの希望をつなぐ旅──。
ファニーのモデルとなったのは、実在のファニー・ベン=アミ。現在はイスラエルで暮らす彼女が、第二次世界大戦中に子供たちだけでフランスからスイスへ逃げたという、驚くべき実体験を綴った自伝を発表。2011年にはフランス語翻訳が出版されたちまち話題を集め、映画化が実現した。監督は名匠ジャック・ドワイヨンの娘でもある新進気鋭のローラ・ドワイヨン。
© ORIGAMI FILMS / BEE FILMS / DAVIS FILMS / SCOPE PICTURES / FRANCE 2 CINEMA / CINEMA RHONE-ALPES / CE QUI ME MEUT – 2015