第二次大戦後、ソヴィエト連邦の影響下におかれたポーランド。スターリンによる全体主義(個人の全ては全体に従属すべきとする思想または政治体制の1つ)に脅かされながらも、カンディンスキーやシャガールなどとも交流を持ち、情熱的に創作と美術教育に打ち込んだ前衛画家ストゥシェミンスキ。しかし、芸術を政治に利用しようとするポーランド政府が要求した社会的リアリズムに真っ向から反発したために、芸術家としての名声も、尊厳も踏みにじられていく。けれども彼は、いかなる境遇に追い込まれても、芸術に希望を失うことはなかった―。
新着映画情報
『残像』
原題:Powidoki / Afterimage
配 給 : | アルバトロス・フィルム |
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公開日: | 2017年06月10日 |
映画館: | 岩波ホールほか全国順次公開 |
ボグスワフ・リンダ |
監督:アンジェイ・ワイダ |
2016/ポーランド/ポーランド語/シネマスコープ/5.1ch/98分 |
人はそれでもなお、信念を貫けるのか。
2016年10月9日に急逝したポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督。最新作にして遺作となった本作は、第二次世界大戦後のソヴィエト連邦下におかれたポーランドで、社会主義政権による圧制と闘い続けた実在の前衛画家、ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキの生涯を描く。撮影監督を務めるのは、「戦場のピアニスト」(03)でアカデミー賞にノミネートされたパヴェウ・エデルマン。
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