第2次世界大戦中、デズモンド・ドスは軍に志願したにも関わらず、大尉や軍曹たちの命令に反して、銃を持つことを拒否する。子供時代の苦い経験から、人を殺めることを禁じる宗教の教えを固く信じていたのだ。さらに、毎週土曜の安息日を主張したこともあって、上官や同僚は彼につらく当たり、遂には軍法会議にかけられてしまう。妻と父の助けにより、裁判の結果、デズモンドは武器を持たずに戦場に赴くことを許され、希望していた衛生兵となることができた。
1945年、デズモンドの部隊は沖縄へと派遣され、150メートルもの絶壁のある“ハクソー・リッジ”(前田断崖)での戦闘を命じられる。一度はこの地を占領するも厳しい戦況に米軍は退却を余儀なくされる。その最中、負傷した仲間たちが取り残されるのを見たデズモンドは、たった一人で戦場へ留まることを決意する。その夜に「もう一人…もう一人…」と呟きながら敵の日本兵すらにも治療を施す。救出した兵士の数は75人にも上り、中には彼を冷遇していた上官もいた。無事に帰還したデズモンドの部隊に再出撃の命令が下る。しかし、その日は安息日に当たっていた。今や隊からも一目置かれ、士気を大きく左右する存在になっていたデズモンドが下した決断とは….。
新着映画情報
『ハクソー・リッジ』
原題:Hacksaw Ridge
配 給 : | キノフィルムズ |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2017年06月24日 |
映画館: | TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー |
アンドリュー・ガーフィールド |
監督:メル・ギブソン |
2016/オーストラリア・アメリカ/英語・日本語/シネマスコープ/139分/字幕翻訳:齋藤敦子/PG12 |
戦場の常識を覆した男。彼が成し遂げたこととは?
俳優としての活躍はもちろん、監督としても「ブレイブハート」(95)でオスカーを手にしたメル・ギブソンが10年ぶりに監督を務めたのは、第二次世界大戦下で武器を持たない兵士として、アメリカ史上初となる名誉勲章を受けた兵士デズモンド・ドスの実話。主演は「アメイジング・スパイダーマン」シリーズや「沈黙 -サイレンス-」などの若手実力派アンドリュー・ガーフィールド。
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