「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために、12年ぶりに帰郷する人気劇作家のルイ。母のマルティーヌは息子の好きな料理を用意し、幼い頃に別れた兄を覚えていない妹のシュザンヌは慣れないオシャレをして待っていた。浮足立つ二人と違って、素っ気なく迎える兄のアントワーヌ、彼の妻のカトリーヌはルイとは初対面だ。オードブルにメインと、まるでルイが何かを告白するのを恐れるかのように、ひたすら続く意味のない会話。戸惑いながらも、デザートの頃には打ち明けようと決意するルイ。だが、過熱していく兄の激しい言葉が頂点に達した時、それぞれが隠していた思わぬ感情がほとばしる──。
新着映画情報
『たかが世界の終わり』
原題:Juste la fin du monde / It's Only the End of the World
配 給 : | ギャガ |
---|---|
公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2017年02月11日 |
映画館: | 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、 YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー |
ギャスパー・ウリエル |
監督:グザヴィエ・ドラン |
2016/カナダ・フランス/フランス語/シネマスコープ/5.1ch/99分/字幕翻訳:原田りえ/PG12 |
愛が終わることに比べたら、たかが世界の終わりなんて
若き美しき天才と称され、映画界のみならず世界のカルチャーシーンに閃光を放ち続ける27歳、グザヴィエ・ドランの第69回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作。本作でドランが切り撮るのは、愛しているのに傷つけ合う〈ある家族の1日〉。主人公ルイを演じるのは、「ハンニバル・ライジング」(07)、「サンローラン」(14)に主演のフランス人俳優ギャスパー・ウリエル。
© Shayne Laverdière, Sons of Manual