それは、14歳の少年の夢を砕いた1発の銃弾から始まった。時は1863年、南北戦争で二つに引き裂かれたアメリカで、ニュートン・ナイトは銃弾に倒れた甥の遺体を家族に届けようと南部軍を脱走する。故郷で仲間の農民たちから農作物を奪う軍と衝突したニュートンは、追われる身となって湿原に身を隠す。そこで出会った黒人の逃亡奴隷たちと友情を築いたニュートンは、黒人と白人が一つになった前代未聞の反乱軍を結成し、自由のために立ち上がる──。
新着映画情報
『ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男』
原題:Free State of Jones
配 給 : | キノフィルムズ/木下グループ |
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公開日: | 2017年02月04日 |
映画館: | 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 |
マシュー・マコノヒー |
監督:ゲイリー・ロス |
2016/アメリカ/アメリカンビスタ/5.1ch/140分/字幕翻訳:佐藤栄奈/字幕監修:川田菜保子/PG12 |
アメリカ史が封印してきた、黒人を率いた白人の英雄(リーダー)ニュートン・ナイト。
今からおよそ150年前、アメリカに耳を疑うようなヒーローが実在した。南北戦争が激化するなか、黒人と白人が手を結ぶなどあり得なかった南部において、貧しい白人の脱走兵と農民たち、逃亡した黒人奴隷約500人で結成された反乱軍を率いて、南軍100万人に立ち向かったのだ。彼の名はニュートン・ナイト、目的は〈真の自由〉だ。1864年、出身地であるミシシッピ州ジョーンズ郡に、肌の色、貧富の差、宗教や思想に関係なく、誰もが平等な〈自由州〉の設立を宣言した。言わば、リンカーン大統領よりもひと足先に、奴隷解放を成し遂げ、アメリカを大きく動かすこととなるのだ。
「シービスケット」のゲイリー・ロス監督が、歴史の中に封印されたニュートンの伝説を映画化。ニュートンを演じるのは「ダラス・バイヤーズクラブ」のオスカー俳優・マシュー・マコノヒー。
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