最愛の妻ルースが死んだ。だが、90歳のゼヴはそれすら覚えていられないほど物忘れがひどくなった。ある日彼は友人のマックスから1通の手紙を託される。「覚えているか?ルース亡き後、誓ったことを。君が忘れても大丈夫なように、全てを手紙に書いた。その約束を果たしてほしい―」 ふたりはアウシュヴィッツ収容所の生存者で、大切な家族をナチスの兵士に殺されていた。そしてその兵士は身分を偽り、今も生きているという。犯人の名は“ルディ・コランダー”。容疑者は4名まで絞り込まれていた。体が不自由なマックスに代わり、ゼヴはたったひとりでの復讐を決意し、託された手紙とかすかな記憶だけを頼りに旅立つ。だが、彼を待ち受けていたのは人生を覆すほどの衝撃の真実だった―。
新着映画情報
『手紙は憶えている』
原題:Remember
配 給 : | アスミック・エース |
---|---|
公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2016年10月28日 |
映画館: | TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー |
クリストファー・プラマー |
監督:アトム・エゴヤン |
2015/カナダ・ドイツ/英語・ドイツ語/ビスタ/5.1ch/95分/字幕翻訳:遠藤壽美子/PG12 |
70年前、家族を殺したナチスを探せ。
本作が脚本家デビューとなるベンジャミン・オーガストは、これまでのホロコーストを題材にした映画とは全く違うアプローチで物語を作り上げた。描かれる舞台は現代のみで、1通の手紙をきっかけに70年前の事件が動き出す。だが主人公のゼヴは認知症の瀬戸際におり、記憶は目覚める度に消えたり戻ったりを繰り返す。復讐の旅は次々に新事実を浮かび上がらせ、決して予想の付かない驚愕の結末へと向かう―。監督は「スウィート ヒアアフター」「白い沈黙」を始め、数々の名作を世に贈りだしてきた名匠アトム・エゴヤン。主人公ゼヴを演じるのは「人生はビギナーズ」(10)で史上最高齢でのアカデミー賞®助演男優賞に輝いたクリストファー・プラマー。
©2014, Remember Productions Inc.