就職活動の情報交換のために集まった、5人の22歳。企業に入れば特別な「何者」かになれるのか、そして自分は「何者」になりたいのか。それぞれが疑問を抱えながら、就活に立ち向かっていた。
かつて演劇サークルで脚本を書いていた、人を分析するのが得意な拓人。天真爛漫で何も考えていないようで、着実に内定に近づいていく光太郎。光太郎の元カノで、拓人が思いを寄せ続ける、実直な性格の瑞月。「意識高い系」でありながら、結果が出ず不安を募らせていく理香。社会の決めたルールには乗らないと宣言しながらも、焦りを隠せない隆良。そして、そんな5人を先輩として見守る、大学院生のサワ先輩。
力を合わせて就活を進める中、5人はそれぞれの思いや悩みをツイートするが、それはあくまで表の顔。内定が決まらない中、お互いの就活へのスタンスや取り組み方の違いに嫌悪感を抱き、人間関係に歪みが生じ始める。やがて「内定者」が現れたとき、そこで見えてきたのは、これまで隠されてきた裏の顔だった――。
新着映画情報
佐藤健 |
監督:三浦大輔 |
2016/日本/98分 |
恋愛、友情、就活、裏切り。これが僕たちのリアル。
平成生まれの作家・朝井リョウが直木賞を受賞し、大きな話題を呼んだ『何者』の映画化。デビュー作『桐島、部活やめるってよ』で等身大の高校生を描き切った朝井リョウが今回挑んだのは、就職活動を通して自分が「何者」かを模索する5人の大学生たち。主人公・拓人を演じるのは「バクマン。」「世界から猫が消えたなら」と立て続けに主演作が公開され、いま最も人気と実力を兼ね備えた俳優・佐藤健。共演は有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之といった、この世代を代表する若手実力派俳優たち。監督は「ボーイズ・オン・ザ・ラン」「愛の渦」の三浦大輔。
©2016 映画「何者」製作委員会 ©2012 朝井リョウ/新潮社