貧しい家庭に生まれながらもジェシー・オーエンスは、中学時代から陸上選手として類稀な才能を発揮していた。家族の期待を一身に背負ってオハイオ州立大学に進学した彼は、コーチのラリー・スナイダーに出会う。オリンピックで金メダルを獲得するべく、スナイダーによって様々な特訓を課された彼は、大学陸上競技大会のひとつ、ビッグ・テン選手権において、45分間で世界新記録3つとタイ記録1つを樹立するまでの選手へと成長した。しかし、当時のアメリカ国内では、ナチスに反対してオリンピックのボイコットを訴える世論が強まっていた。さらに、ナチスの人種差別政策は黒人であるオーエンスにとっては認めがたいものであり、それを理由にオリンピックに出場しないでほしいというアメリカ黒人地位向上委員会からの申し出があるなど、オリンピック出場に向け彼は大いに苦悩することに――。
新着映画情報
『栄光のランナー/ 1936ベルリン』
原題:Race
配 給 : | 東北新社 STAR CHANNEL MOVIES |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2016年08月11日 |
映画館: | TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー |
ステファン・ジェームズ |
監督:スティーヴン・ホプキンス |
2016 /アメリカ・ドイツ・カナダ/シネマスコープ/5.1ch/134分/字幕翻訳:杉田朋子 |
「ヒトラーのオリンピック」に挑む若きアスリートの物語
第二次世界大戦前最後のベルリンオリンピック。根深い人種差別の残るこの大会で4つの金メダルを獲得した黒人選手がいた。本作は、伝説の陸上選手ジェシー・オーエンス(1913-1980)が偉大な記録を打ち立て、世界中に衝撃を与えるまでの激動の2年間を描いた感動のドラマ。オーエンスを演じるのは、「グローリー/明日への行進」のステファン・ジェームズ。コーチのスナイダー役には「モンスター上司」のジェイソン・サダイキス。その他、オスカー俳優のジェレミー・アイアンズとウィリアム・ハートが脇を固める。メガホンを取るのは「プレデター2」のスティーヴン・ホプキンス。
©2016 Trinity Race GmbH / Jesse Race Productions Quebec Inc. All Rights Reserved. / photos: Focus Features, Thibault Grabherr