第二次世界大戦下、カリフォルニア州の小さな漁村。8歳の少年ペッパーは町の誰よりも背が低く“リトル・ボーイ”とからかわれていた。数少ない楽しみは、唯一の“相棒”である父親との空想ごっこと、父親の大好きな奇術を一緒に見ること。兄のロンドンが徴兵されることを除いて、平穏な日々は続くと思っていた。しかし、偏平足を理由にロンドンは徴兵検査に引っかかり、代わりに父親が戦場に駆り出されることに。心の支えである父親の不在に絶望するペッパーだったが、何とかして戦場から父親を呼び戻そうと司祭に助けを求め、すべて達成すれば願いが叶うというリストを授けられる。いちばんの難題である日系人ハシモトとの交流に、反発しながらもだんだんと心を通わせていき、ペッパーの“父親奪還大作戦”が始まった――。
新着映画情報
『リトル・ボーイ 小さなボクと戦争』
原題:Little Boy
配 給 : | 東京テアトル |
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公開日: | 2016年08月27日 |
映画館: | ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開 |
ジェイコブ・サルヴァッティ |
監督:アレハンドロ・モンテヴェルデ |
2014/アメリカ/シネマスコープ/5.1ch/106分/字幕翻訳:戸田奈津子 |
「パパは、ボクがきっと呼び戻すんだ」 8歳の小さな手が、世界を変える――
第二次世界大戦終盤、広島に投下された原子爆弾、通称“LITTLE BOY”。この史実を知ったメキシコ出身の新鋭監督アレハンドロ・モンテヴェルデと脚本家のペペ・ポーティーロは、父と息子の愛を軸に、少年の視点から見た戦争と平和の現実を描いた。さらに、日系人との交流を通してアメリカと日本それぞれの信念、戦争下にあつた差別主義をも描き出していく。町のはずれ者同士が人種や年齢を超えた友情を紡ぎ、人を許すことが世界に平和をもたらすのだということに改めて気づかせてくれる。
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