第二次世界大戦後、“赤狩り”が猛威を振るうアメリカ。その理不尽な弾圧はハリウッドにもおよび、売れっ子脚本家トランボは議会での証言を拒んだという理由で投獄されてしまう。やがて出所し、最愛の家族のもとに戻るトランボだったが、すでにハリウッドでのキャリアを絶たれた彼には仕事がなかった。しかし友人にこっそり脚本を託した「ローマの休日」に続き、偽名で書いた別の作品でもアカデミー賞®に輝いたトランボは、再起への道を力強く歩み出すのだった・・・。
新着映画情報
『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』
原題:Trumbo
配 給 : | 東北新社 STAR CHANNEL MOVIES |
---|---|
公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2016年07月22日 |
映画館: | TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー |
ブライアン・クランストン |
監督:ジェイ・ローチ |
2015/アメリカ/アメリカンビスタ/5.1ch/124分/字幕翻訳:李静華 |
「ローマの休日」を生み出した脚本家の真実の物語
不朽の名作「ローマの休日」(53)の本編にクレジットされなかった真の脚本家ダルトン・トランボの苦難と復活の軌跡を映画化した実録ドラマ。1940年代〜50年代にハリウッドを震撼させた“赤狩り”によって、長らく偽名での創作活動を強いられたトランボが、愛する家族の支えを得て不屈の闘いを繰り広げる姿が描かれる。トランボを演じるのは、TVシリーズ「ブレイキング・バッド」で絶賛を博したブライアン・クランストン。アカデミー賞®主演男優賞にノミネートされた名演技を披露し、固い信念を貫いたトランボの型破りでユーモアに満ちた生き様を体現。監督は「オースティン・パワーズ」「ミート・ザ・ペアレンツ」のジェイ・ローチ。
〔ハリウッドを襲った赤狩りとは?〕
ソ連との冷戦時代、政府が共産主義者とその同調者を取り締まった運動のこと。中心的な役目を担った下院非米活動委員会(HUAC)は、疑いの目を向けたハリウッドの映画人を公聴会に召喚。最初の標的となり、証言を拒否して議会侮辱罪に問われた10人は“ハリウッド・テン”と呼ばれ、そのうち最も有名なのが本作の主人公ダルトン・トランボである。
©2015 Trumbo Productions, LLC. ALL RIGHTS RESERVED / main photo: Hilary Bronwyn Gayle