東京湾・羽田沖―。突如、東京湾アクアトンネルが巨大な轟音とともに大量の浸水に巻き込まれ、崩落する原因不明の事故が発生した。
首相官邸では総理大臣以下、閣僚が参集して緊急会議が開かれた。「崩落の原因は地震や海底火山」という意見が大勢を占める中、内閣官房副長官・矢口蘭堂だけが、海中に棲む巨大生物による可能性を指摘。内閣総理大臣補佐官の赤坂秀樹をはじめ、周囲は矢口の意見を一笑に付すものの、直後、海上に巨大不明生物の姿が露わになった。
慌てふためく政府関係者が情報収集に追われる中、謎の巨大不明生物は鎌倉に上陸。普段と何も変わらない生活を送っていた人々の前に突然現れ、次々と街を破壊し、止まること無く進んでいく。
政府は緊急対策本部を設置し、自衛隊に防衛出動命令を発動。さらに米国国務省からは、女性エージェントのカヨコ・アン・パタースンが派遣されるなど、未曽有の脅威に対し、日本のみならず世界もその行方を注視し始める。
そして、川崎市街にて、“ゴジラ”と名付けられたその巨大不明生物と自衛隊との一大決戦の火蓋がついに切られた。果たして、人智を遥かに凌駕する完全生物・ゴジラに対し、人間に為す術はあるのか?
新着映画情報
長谷川博己 |
脚本・総監督:庵野秀明 |
2016/日本/120分 |
現実(ニッポン)対虚構(ゴジラ)。
前作の日本版ゴジラから12年、オリジナル脚本にて新しい日本版「ゴジラ」が復活した。脚本・総監督は、人気アニメーション「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明。また、監督と東宝特撮伝統の特技監督を兼務するのは、「のぼうの城」「進撃の巨人」の樋口真嗣。本作のゴジラは、史上最大となる体長118.5メートル、国内シリーズ初のフルCGで描かれ、最強の完全生物としてスクリーンに現れる。また、庵野総監督自ら徹底的なリサーチに基づき書き下ろした脚本は、「現代日本に初めてゴジラが現れた時、日本人はどう立ち向かうのか?」というテーマのもと、リアリティを限界まで追求し、まるでドキュメンタリーのような迫真のストーリーに仕上がった。
出演は、内閣官房副長官・矢口蘭堂役に、「進撃の巨人」の長谷川博己、内閣総理大臣補佐官・赤坂秀樹役に、「太平洋の奇跡〜フォックスと呼ばれた男」の竹野内豊、そして米国エージェントのカヨコ・アン・パタースン役を、「風に立つライオン」石原さとみ。
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