1945年、ヒトラー死亡──のはずが、なぜか目覚めたヒトラーが起き上がると、そこは2014年のベルリンだった。街を歩き回ると、道行く人々はヒトラーのコスプレをしたモノマネ芸人だと思って笑っている。リストラされたTVディレクターのザヴァツキは、カメラに偶然映り込んだヒトラーを見て、彼を売り込んで自らも復帰しようと思いつく。バラエティ番組でドイツ政府に対して痛烈な“ツッコミ”を披露したヒトラーに視聴者は大喝采、程なくしてモノマネ芸人として大ブレイク、熱狂的な支持を得て大スターとなる。そう、皆気づいていなかった。彼がタイムスリップしてきた〈ホンモノ〉で、69年前と全く変わっていないことを。そして、天才扇動者(アジテーター)である彼にとって、現代のネット社会は願ってもない環境であることを──。
新着映画情報
『帰ってきたヒトラー』
原題:Er ist wieder da / Look Who's Back
配 給 : | ギャガ |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2016年06月17日 |
映画館: | TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー |
オリヴァー・マスッチ |
監督:デヴィッド・ヴェンド |
2015/ドイツ/ビスタ/5.1ch/116分/字幕翻訳:吉川美奈子 |
21世紀の諸君、お待たせしました。
歴史上〈絶対悪〉であるヒトラーが現代に甦り、モノマネ芸人と誤解されて引っ張り出されたテレビの世界で大スターになるという大胆不敵な小説が2012年にドイツで出版。絶賛と非難の爆風をくぐり抜け、国内で200万部を売り上げ、日本を含む世界41カ国で翻訳、権威あるタイムズのベストセラーリストでも堂々NO.1に輝いた。そんな<超問題>小説が、まさかの映画化。ヒトラーを演じたのは舞台俳優のオリヴァー・マスッチ、監督はドイツの新鋭デヴィッド・ヴェンド。
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