タクシーに乗って目的地へ急ぐ、全身、赤いコスチュームの男。彼は運転手に、自分の名前を「デッドプール」だと告げる。到着したのはハイウェイの上だった。デッドプールは、そこで宿敵への復讐を果たそうとしていたのだ──。
そこからさかのぼること2年。ウェイド・ウィルソンは、かつて特殊部隊の有能な傭兵だったが、第一線を引退。好き勝手に悪い奴をこらしめ、金を稼ぐという、ヒーロー気取りの生活をしていた。そんなウェイドがヴァネッサと知り合い、彼らは一年間の同居を経て、結婚を決意する。幸福な未来が待ち受けると思ったのも束の間、ウェイドは原因不明の痛みに襲われ、全身にガンが転移していると診断されてしまった。余命は、あとわずかとなり─。
そんなウェイドに声をかけてきた男がいた。末期ガンが治せると聞かされたウェイドは、その男の誘いで、ある施設へ連れて来られる。そこでは余命宣告された者たちに人体実験がほどこされ、肉体を改造された被験者が、戦闘マシンとなって売られる、という恐ろしいプロジェクトが進んでいた。施設を仕切っていたエイジャックスは自らも無敵の肉体を手に入れており、ウェイドにさまざまな実験を課して、彼を改造していく。やがて、どんな攻撃を受けても回復できる肉体を手にするウェイド。しかし怒りが収まらない彼は、エイジャックスと激闘の末に施設から逃亡する。
実験のために、顔を含めて全身の皮膚がただれたウェイドは、ヴァネッサに素顔を見せる勇気がない。ボロボロの顔を隠すため、自らマスクを作った彼は、自分を「デッドプール」と名付け、エイジャックスの行方を追う。
新着映画情報
『デッドプール』
原題:Deadpool
配 給 : | 20世紀フォックス映画 |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2016年06月01日 |
映画館: | TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー |
ライアン・レイノルズ |
監督:ティム・ミラー |
2016年/アメリカ/シネマスコープ/108分/R15+ |
世界悶絶。自由すぎる ヒーロー、降臨!!
「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」に登場した、マーベルコミックの<規格外>のヒーロー、デッドプールを主人公に描くアクション・エンタテインメント。「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」でも同役を演じたライアン・レイノルズが自己チューでおしゃべり(下ネタも全開)なヒーロー、デッドプール(=ウェイド・ウィルソン)を演じている。宿敵のエイジャックスには「トランスポーター イグニション」でジェイソン・ステイサムから主役を受け継いだエド・スクライン。監督は本作が長編デビュー作となるティム・ミラー。
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