僕は30歳の郵便配達員。愛猫キャベツとふたりぐらし。母を病気で亡くしてから、実家の父とは疎遠になっている。恋人はいない。別れてしまった彼女のことを、まだ想い続けている。趣味は映画鑑賞。友だちは映画マニアの親友が一人だけ。そんな僕が、ある日突然、余命わずかの宣告を受けてしまう。脳に悪性の腫瘍ができていたのだ。ショックで呆然とする僕の前に、自分と同じ姿をした悪魔が現れて言った──「世界から何かひとつ、ものを消すことで、一日の命をあげよう」 悪魔のささやきに乗せられた僕は、次々とものを消していく。電話、映画、時計、そして、猫。ところが、何かを消すと、大切な人たちとの思い出も一緒に消えてしまうことになり…。
新着映画情報
佐藤健 |
監督:永井 聡 |
2016/日本/103分 |
電話、映画、時計、そして、猫!? 大切なものを一つ消すこととひきかえに、一日の命をもらえるとしたら?
川村元気による感涙ベストセラー『世界から猫が消えたなら』を映画化。「僕」と「悪魔」の二役に挑むのは、佐藤健。そのかつての恋人に、宮崎あおい。映画マニアの親友を濱田岳、疎遠になった父を奥田瑛二、死別した母を原田美枝子。監督は、数々のCMで広告賞を受賞し、「ジャッジ!」(13)で映画監督デビューを果たした永井聡。
©2016 映画『世界から猫が消えたなら』製作委員会