1984年、スティーブ・ジョブズは激怒していた。Macintosh発表会の40分前、「ハロー」と挨拶するはずのマシンが黙ったままなのだ。カットしようという意見に絶対に折れないジョブズ。そこへ元恋人が、ジョブズが認知を拒む娘のリサを連れて現れる。混乱のなか、今度は突然胸ポケット付きの白いシャツを用意しろと指示するジョブズ。次々と繰り出す彼の不可解で強硬な要求に周りは振り回されるが、そのすべてに重大な理由があった――。
新着映画情報
マイケル・ファスベンダー |
監督:ダニー・ボイル |
2015/アメリカ/シネマスコープ/122分/字幕翻訳:風間綾平 |
口先ひとつで、世界を変えた男。
アップル社の共同設立者であり、デジタルテクノロジーの常識を変えた世界で最も有名なカリスマ、スティーブ・ジョブズの生き様の全てが詰まった人間ドラマ。
ジョブズの生涯の最も波乱に満ちた時期の3大製品──1984年のMacintosh、アップルを追われて作った1988年のNeXT Cube、アップルに復帰して発表した1998年のiMacという重要な3つのフェーズで、ジョブズが人々の心をわし摑みにした伝説のプレゼンテーション〈直前40分の舞台裏〉を描き出し、さらに、確執があったという娘リサとの間に本当は何があったのか、父としての顔にも真正面から迫る。原案はジョブズ本人、家族、関係者への約3年にわたるインタビュー等を基に執筆された唯一無二の記録本であり、ジョブズ自身が伝記作家ウォルター・アイザックソンに頼み込んで完成し、日本でも上下巻合わせ100万部を越えるベストセラーとなっている同名著作。
「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督、「ソーシャル・ネットワーク」の脚本を手がけたアーロン・ソーキンがタッグを組み、「それでも夜は明ける」のマイケル・ファスベンダーがジョブズを熱演、共演にはケイト・ウィンスレットが名を連ねるなど、アカデミー賞®常連の錚々たる面々が一挙集結した。