1944年10月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。サウルは、ハンガリー系のユダヤ人で、ゾンダーコマンドとして働いている。ゾンダーコマンドとは、ナチスが選抜した、同胞であるユダヤ人の屍体処理に従事する特殊部隊のことである。ある日、サウルはガス室で生き残った息子とおぼしき少年を発見する。少年はすぐさま殺されてしまうのだが、サウルはなんとかラビ(ユダヤ教の聖職者)を捜し出し、ユダヤ教の教義にのっとって手厚く埋葬してやろうと収容所内を奔走する。
新着映画情報
『サウルの息子』
原題:Saul Fia / Son of Saul
配 給 : | ファインフィルムズ |
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公開日: | 2016年01月23日 |
映画館: | 新宿シネマカリテ、 ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー |
ルーリグ・ゲーザ |
監督:ネメシュ・ラースロー |
2015/ハンガリー/ドイツ語・ハンガリー語・イディッシュ語・ポーランド語他/スタンダード/107分 |
最期まで<人間>であり続けるために―
第二次世界大戦末期にドイツ軍がアウシュビッツで結成した部隊‘ゾンダーコマンド’の真実に迫る衝撃作。名匠タル・ベーラの助監督をしていたハンガリー出身のネメシュ・ラースローの長編デビュー作にして、第68回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞の快挙を成し遂げた。
©2015 Laokoon Filmgroup