米ソ冷戦時代。1972年にアイスランドのレイキャビクで開催されたチェスの世界王者決定戦は、両国の威信をかけた‘知’の代理戦争として世界中の注目を集めていた。タイトルを24年間保持してきたソ連への挑戦権を獲得したのは、アメリカの若きチェスプレイヤー、ボビー・フィッシャー。IQ187を誇る天才で15歳にして最年少グランドマスターとなった輝かしい経歴の持ち主だが、その思考は突飛で、行動は制御不能。謙虚さのカケラもない自信家で、自分の主張が通らないと大事なゲームすら放棄する。そんな奇行の天才が相対するのは、最強の王者、ソ連のボリス・スパスキー。対局一局目、スパスキーに完敗するフィッシャー。残り二十三局、絶対不利と見られたフィッシャーは極限状態の中、常軌を逸した戦略をうちたてる―。
新着映画情報
『完全なるチェックメイト』
原題:Pawn Sacrifice
配 給 : | ギャガ |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2015年12月25日 |
映画館: | TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー |
トビー・マグワイア |
監督:エドワード・ズウィック |
2015/アメリカ/シネマスコープ/5.1ch/115分/字幕翻訳:松浦美奈 |
それは、世界が震えた<神の一手>
稀代の天才チェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーが、米ソ冷戦下にチェス最強国・ソ連が誇る世界王者ボリス・スパスキーとの<世紀の一局>に挑んだ実話を映画化。「スパイダーマン」シリーズのトビー・マグワイアが、絶対的な才能を持ちながらも、時に理解され難い奇行を繰り返し「変わり者」と呼ばれた、主人公ボビー・フィッシャーを怪演。監督は「ラストサムライ」「ブラッド・ダイヤモンド」の名匠エドワード・ズウィック。当時世界中の注目を一挙に集めた米ソ両国が威信をかけた “究極の頭脳戦”を重厚かつスリリングに描く。
© 2014 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved. Photo Credit: Tony Rivetti Jr.