雑種犬の飼い主に重い税を課す新たな法律が施行されたある都市。13歳のリリは理解のない父親によって愛犬ハーゲンを捨てられてしまう。 ハーゲンを探し回る孤独なリリ、そしてハーゲンも安住の地を求めて彷徨っていた。やがて弱肉強食の世界に放り出されて次々と危険な目に遭ったハーゲンは、 数百匹もの犬の群れを率いて、傲慢な人類への反乱を引き起こすのだった……。
新着映画情報
『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』
原題:Feher Isten / White God
配 給 : | シンカ |
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公開日: | 2015年11月21日 |
映画館: | 新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー |
ジョーフィア・プショッタ |
監督:コーネル・ムンドルッツォ |
2014/ハンガリー・ドイツ・スウェーデン/シネマスコープ/119分/PG12 |
目醒めた野生、崩れ出す均衡。この争いを止めるのは、少女の愛と勇気。
2014年のカンヌ国際映画祭で“ある視点”部門グランプリとパルムドッグ賞をW受賞した、ハンガリー出品の衝撃作。主人公は可愛らしい少女と、 “人類最愛の友”たる一匹の犬。心温まるメルヘンを予感させたその映画は、中盤以降に想像を絶する展開を見せ、 世界各国のジャーナリストたちのド肝を抜いたのだ。雑種犬を取り締まる架空の法律をとり入れたストーリー設定は、 ヨーロッパほか世界中にはびこる不寛容や抑圧への寓意をはらみ、現代社会への警鐘と弱者に対する作り手のシンパシーがこめられている。
2014©Proton Cinema, Pola Pandora, Chimney