1969年6月――。新しい歴史の1ページが世界史に刻まれる直前のことだった。CIA 諜報員のキッドマンはベトナム戦争帰り。戦地での体験がトラウマとなり、母国アメリカに帰国してからもPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていた。そんなキッドマンに、本部から新たな極秘任務の指令がくだる。これまで多大なる時間を宇宙開発に費やしてきたNASA だったが失敗続き。今度のアポロ11 号の月面着陸を成功させなければ、ソ連に先を越されてしまうと焦っていた。そこで、万が一失敗した場合の保険として、「2001 年宇宙の旅」を監督したスタンリー・キューブリックに偽映像の作成を依頼し、その上秘密保持のために映像制作に関わった者は抹殺しろというのだ。キッドマンは早速大金を手に飛行機に乗りこみ、キューブリックが住むロンドンへと向かった。しかし、ベトナム戦争帰りで映画に全く詳しくないキッドマンは、偶然キューブリックのエージェントオフィスにいたバンド・マネージャーで借金まみれのダメ男・ジョニーに大金を騙し取られてしまう。すぐに自分が騙されたことに気づき奪い返しに向かうが、その金は借金取りのギャングに持ち去られていた。月面着陸まであと1週間。それまでに映像をアメリカに送らないと手遅れどころか、自分たちの命も危ない。そこでキッドマンとジョニーは自分たちで映像をなんとかするという無謀なプランを立てるが・・・・。
新着映画情報
『ムーン・ウォーカーズ』
原題:Moonwalkers
配 給 : | 日活、CAMDEN |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2015年11月14日 |
映画館: | 新宿シネマカリテほかロードショー |
ルパート・グリント |
監督:アントワーヌ・バルドー=ジャケ |
2015/フランス・ベルギー/英語/シネマスコープ/94分/字幕翻訳:栗原とみ子/R15+ |
月面着陸の捏造をアメリカ政府がキューブリックに依頼した!?
「アポロ11号の月面着陸映像は、実はアメリカ政府の依頼でスタンリー・キューブリックが撮影していた!?」という人類史上最大の陰謀説を、大胆に脚色したノンストップ・コメディ。製作は、「恋愛睡眠のすすめ」や「僕らのミライへ逆回転」の名匠ミシェル・ゴンドリー監督の敏腕プロデューサーとして知られるジョルジュ・ベルマン。監督は本作が長編映画デビューとなる、天才CM ディレクターのアントワーヌ・バルドー=ジャケ。出演は、CIA 諜報員キッドマンに「ヘルボーイ」のロン・パールマン、バンドのマネージャー、ジョニーに「ハリー・ポッター」シリーズのロン・ウィズリー役でお馴染みのルパート・グリント。
© Partizan Films- Nexus Factory - Potemkino 2015