サムとヨナタン―面白グッズを売り歩く冴えないセールスマンコンビ。現代のドン・キホーテとサンチョ・パンサのように、さまざまな人々の人生を目撃する。ワインを開けようとして心臓発作で死ぬ夫とそれに気づかない妻、天国に持って行くために宝石の入ったバッグを手放さない臨終の床の老女、現代のバーに立ち寄るスウェーデン国王率いる18世紀の騎馬軍・・・。なにをやっても上手くいかない人たちの哀しくも可笑しな人生。
新着映画情報
『さよなら、人類』
原題:A Pigeon Sat on a Branch Reflecting on Existence
配 給 : | ビターズ・エンド |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2015年08月08日 |
映画館: | YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー |
ホルガー・アンダーソン |
監督:ロイ・アンダーソン |
2014/スウェーデン・ノルウェー・フランス・ドイツ/100分 |
人類は、おろかな過ちを繰り返す。それでも一人一人の人生は愛おしい。
第71回ヴェネチア国際映画祭にて金獅子賞(グランプリ)を受賞した、スウェーデンの巨匠、ロイ・アンダーソン監督(「散歩する惑星」「愛おしき隣人」)の最新作。CG全盛の時代に、ロケーションはなく巨大なスタジオにセットを組み、遠近法の構図、配置、配色、美術など細部に至るまで計算しつくして撮影された壮大なるアナログ巨編。人間であるがゆえの愚かさ、滑稽さ、哀愁を、そこはかとない可笑しみを持って描きだす。
© Roy Andersson Filmproduktion AB