真実は、歪められる。犯罪も、愛さえも。
1953年、スターリン政権下のソ連で、子供たちの変死体が次々と発見される。年齢は9歳から14歳、現場は山間の線路沿い、全裸で胃は摘出され、死因は溺死。だが、“殺人は国家が掲げる思想に反する”ため、すべて事故として処理される。国家保安省の捜査官レオは親友の息子の死をきっかけに、事件解明に乗り出すが、捜査が進むなかで追われる身となり、さらに妻ライーサにも不当な容疑がかけられてしまう。真実が容易に歪められるこの国で、レオは真犯人に迫っていく─。
配 給 : | ギャガ |
---|---|
公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2015年07月03日 |
映画館: | TOHOシネマズ みゆき座ほか全国順次ロードショー |
トム・ハーディ |
監督:ダニエル・エスピノーサ |
2015/アメリカ/シネマスコープ/5.1ch/137分/字幕翻訳:太田直子/PG12 |
楽園は犯罪の存在を認めない。ゆえに犯人は殺し続ける。その数44人―。
2009年版「このミステリーがすごい!」海外編で第1位を獲得した、英国人作家トム・ロブ・スミス原作のミステリー小説を映画化。1950年代、犯罪なき理想国家を掲げるスターリン体制下のソ連で起こった子供を狙った連続殺人事件の捜査がスリリングに描かれる。製作は原作出版前から映画化権の獲得に乗り出した名匠リドリー・スコット。監督は「デンジャラス・ラン」のダニエル・エスピノーサ。国家への忠誠を翻してでも事件真相に迫ろうとする主人公レオ役にトム・ハーディ、レオの捜査に協力する謎の警察署長ネステロフ将軍役にゲイリー・オールドマン、そして国家にスパイ容疑をかけられるレオの妻ライーサ役をノオミ・ラパスが演じる。
【原作者トム・ロブ・スミスのコメント】
「『チャイルド44』は実話がベースで、実在の刑事が事件を解決した話です。僕は、犯罪のストーリーを通して、ソ連という社会を描いていきました。推理小説とは、舞台となる社会を深く掘り下げていくものだと思っていて、捜査の描写を通じて、その国や文化を理解していけるものなんだと思っています。映画化にあたってもその部分を深く理解してくれていたと思います。本当にすばらしいのはキャストたちでした。脇役も含め全員、その役作りがよかったです。8年前の作品だから不思議な気分だったが、皆が熱心に映画化を進めてくれたことに感謝しています。」
真実は、歪められる。犯罪も、愛さえも。
1953年、スターリン政権下のソ連で、子供たちの変死体が次々と発見される。年齢は9歳から14歳、現場は山間の線路沿い、全裸で胃は摘出され、死因は溺死。だが、“殺人は国家が掲げる思想に反する”ため、すべて事故として処理される。国家保安省の捜査官レオは親友の息子の死をきっかけに、事件解明に乗り出すが、捜査が進むなかで追われる身となり、さらに妻ライーサにも不当な容疑がかけられてしまう。真実が容易に歪められるこの国で、レオは真犯人に迫っていく─。