まぶしい光に包まれた夏の朝、鎌倉に住む三姉妹のもとに届いた父の訃報。十五年前、父は家族を捨て、その後、母も再婚して家を去った。父の葬儀で、三姉妹は腹違いの妹すずと出会う。三姉妹の父を奪ったすずの母は既に他界し、頼りない義母を支え気丈に振る舞う中学生のすずに、長女の幸は思わず声をかける。「鎌倉で一緒に暮らさない?」
しっかり者の幸と自由奔放な次女の佳乃は何かとぶつかり合い、三女の千佳はマイペース、そんな三姉妹の生活に、すずが加わった。季節の食卓を囲み、それぞれの悩みや喜びを分かち合っていく。しかし、祖母の七回忌に音信不通だった母が現れたことで、一見穏やかだった四姉妹の日常に、秘められていた心のトゲが見え始める―。
新着映画情報
綾瀬はるか |
監督:是枝裕和 |
2015/日本/126分 |
家族を捨てた父が、のこしてくれた家族。
第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013を受賞した、吉田秋生のベストセラーコミックを、「そして父になる」の是枝裕和監督が映画化。四姉妹を演じるのは、長女に綾瀬はるか、次女に長澤まさみ、三女に夏帆、異母妹の四女に広瀬すず。
©2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ