1999年、チェチェンに暮らす9歳のハジは、両親を銃殺されたショックで声を失ってしまう。姉も殺されたと思い、まだ赤ん坊の弟を見知らぬ人の家の前に捨て、一人放浪するハジ。彼のような子どもさえも、ロシア軍は容赦なく攻撃していた。ロシア軍から逃げ、街へ辿りついたハジは、フランスから調査に来たEU職員のキャロルに拾われる。自分の手では何も世界を変えられないと知ったキャロルは、せめて目の前の小さな命を守りたいと願い始める。
新着映画情報
『あの日の声を探して』
原題:The Search
配 給 : | ギャガ |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2015年04月24日 |
映画館: | TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー |
ベレニス・ベジョ |
監督:ミシェル・アザナヴィシウス |
2014/フランス・グルジア/ヴィスタビジョン/5.1ch/135分/字幕翻訳:寺尾次郎 |
泣きながら、生きる。
アカデミー賞5部門に輝いた「アーティスト」(11)のミシェル・アザナヴィシウス監督が、フレッド・ジンネマン監督「山河遥かなり」(48)から着想を得て製作。今も世界のどこかで起きている戦争を生き抜く人々の現実を、力強いヒューマンドラマとして世に訴える。「アーティスト」のベレニス・ベジョがミシェル監督と再タッグを組み、主人公の少年ハジはオーディションで選んだ素人のチェチェンの少年が演じた。
© La Petite Reine / La Classe Américaine / Roger Arpajou