1984年、サッチャー政権下の荒れるイギリス。始まりは、ロンドンに住む一人の青年のシンプルなアイデアだった。炭坑労働者たちのストライキに心を動かされ、彼らとその家族を支援するために仲間たちと募金活動を始めたのだ。しかし、全国炭坑組合に何度電話しても、寄付の申し出は無視される。理由は一つ、彼らがゲイだから。炭坑組合にとって、彼らは別世界の住人でしかないのだ。そこへ、勘違いから始まって唯一受け入れてくれる炭坑が現れる!寄付金のお礼にと招待された彼らは、ミニバスに乗ってウェールズ奥地の炭坑村へと繰り出すのだが─。
新着映画情報
ビル・ナイ |
監督:マシュー・ウォーチャス |
2014/イギリス/121分/字幕翻訳:齋藤敦子 |
80年代英国サッチャー政権下で起こった、今明かされる感動の実話
「ブラス!」「リトル・ダンサー」を彷彿させる、イギリスの炭坑を舞台にした感動作。質実剛健な片田舎の肉体労働者とハデなファッションの同性愛者─誰から見ても水と油、両極端の境遇の二つのグループが、手を取り合って未来を切り開く姿をユーモアに満ちた温かな視線で描く。監督は、「ゴッド・オブ・カーネジ」で第63回トニー賞演劇作品賞&ローレンス・オリビエ賞を受賞したマシュー・ウォーチャス。80年代のロンドンの街並みやファッションが再現され、カルチャー・クラブ、ブロンスキ・ビート、ザ・スミスなど、当時のUK大ヒットナンバーが全編を盛り上げる。
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