舞台は、とある惑星の都市アルカナル。この惑星は、地球から800年ほど遅れた発展を遂げており、中世ルネッサンス期を迎えているかのようであった。そこに目を付けた地球人たちは、科学者・歴史家らの調査団を派遣した。しかし、最初の潜入から20年が経過しても、そこで繰り広げられるのは、圧政、殺戮、知的財産の抹殺であり、文化発展の兆しは全く見られない。地球人の一人、ドン・ルマータは、未来から知識と力を持って現れた神のごとき存在として惑星の人々から崇められているが、政治に介入することは許されず、権力者たちによって繰り広げられる蛮行をただ傍観するのみであった…。
新着映画情報
『神々のたそがれ』
原題:Трудно быть богом / Hard to be a God
配 給 : | アイ・ヴィー・シー |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2015年03月21日 |
映画館: | ユーロスペースにてロードショー |
レオニド・ヤルモルニク |
監督:アレクセイ・ゲルマン |
2013/ロシア/モノクロ/177分/字幕翻訳:太田直子 |
人間が、神になる惑星。
「フルスタリョフ、車を!」「わが友、イワン・ラプシン」で知られるロシア最後の巨匠、アレクセイ・ゲルマン監督が、SF作家ストルガツキー兄弟の小説を15年の歳月をかけて映画化。しかし映画完成目前にゲルマン監督が急逝し、息子の映画監督アレクセイ・ゲルマンJrによって完成された、壮絶なる一作。