エリナーは生まれてはじめて長い髪をバッサリ切った。聴講生として通いはじめた大学では、自分のことを誰も知らない環境に心地良さを感じている。ウェストポートにある実家の部屋でひとり、ベッドに身を横たえると、コナーと過ごした楽しい思い出がよみがえる。彼と暮らしたNYのアパートを離れて、どれくらい経っただろう。幼い我が子を失ってから、エリナーは自分だけが悲しみを抱えているようで、コナーとの間に心の距離を感じていた。どうして気持ちを分かってくれないの?恋しいのに、一緒にはいられない。揺れ動く気持ちに戸惑いながら、エリナーが選んだ人生の道のりとは....。
新着映画情報
『ラブストーリーズ エリナ―の愛情』
原題:The Disappearance of Eleanor Rigby: Her
配 給 : | ビターズ・エンド、パルコ |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2015年02月14日 |
映画館: | ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー |
ジェシカ・チャステイン |
監督:ネッド・ベンソン |
2013/アメリカ/シネマスコープ/105分 |
2つの映画が織りなす、1つの愛の物語
NYを舞台に、ひと組のカップルの別れから再生までを男と女それぞれの視点から2作品で映し出す「ラブストーリーズ コナーの涙」、「ラブストーリーズ エリナーの愛情」。同じ時間軸で展開していく両作品は、それぞれの独自シーンに加え、記憶の違いを表現するため、2人が共に過ごすシーンでもそれぞれの作品で台詞、服装、立ち位置が微妙に異なっている。2作品に分かれているからこそ表現できた、男と女が見ている世界の違い。エリナーを演じるのは「ゼロ・ダーク・サーティ」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、本作ではプロデューサーとしても名を連ねるジェシカ・チャステイン。コナーを演じるのは「X-MEN:フューチャー&パスト」「つぐない」など幅広い活躍をみせるジェームズ・マカヴォイ。監督は本作が長編デビューとなるネッド・ベンソン。
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