1900年代初頭、多くの日本人が新天地を夢見て、遥か遠くカナダへと海を渡った。しかし、そこで彼らを待ち受けていたのは差別、過酷な肉体労働、貧困といった厳しい現実だった―。そんな中、日本人街に一つの野球チームが生まれる。チームの名は「バンクーバー朝日」。夢も希望も持てなかった激動の時代。やがてチームは人々にとって、一条の光となっていく―。
新着映画情報
妻夫木聡 |
監督:石井裕也 |
2014/日本/132分 |
明日も見えない異国の地で、そのチームは希望になった。
2003年、カナダのトロントにおいて、ある野球チームが最高の名誉であるカナダ野球の殿堂入りを果たした。そのチームの名は、「バンクーバー朝日」。戦前のカナダで、差別や貧困と戦いながら、日系移民に勇気と誇り、そして希望を与え、フェアプレーの精神でひたむきに戦い抜き、白人社会からも賞賛と圧倒的な人気を勝ち得た実在の野球チーム「バンクーバー朝日」。そのチームの記録をもとに、戦前の日系移民の壮大なドラマを描く。監督は「舟を編む」の石井裕也。
©2014「バンクーバーの朝日」製作委員会